プロゴルファーのショットを、生で見たいと思ったことはありませんか?
トーナメントではテレビ中継よりも迫力あるショットや、好きなプロゴルファーのプレーを1日中見て楽しむことができます。
※この記事は、ゴルフトーナメントを観戦したい人に向けた記事です。
プロゴルファーのプレーを近くで見たい
推しのプロゴルファーを応援したい
有名なゴルフ場に行きたい
ゴルフ観戦をしたことがない人や、観戦を楽しんだことがある人にもわかりやすいよう観戦方法や注意点についてお伝えします。
ぜひ参考にしてみてください。
ゴルフ観戦では何が楽しめる?
ゴルフ観戦では、プレーしないにもかかわらず、さまざまな楽しみ方があります。
- プロゴルファーのショットが見られる
- プロゴルファーのコースマネジメントを学べる
- メンテナンスされた一流のゴルフ場に行ける
- トーナメント開催中はイベントを楽しめる
それぞれ詳しく見ていきましょう。
プロゴルファーのショットが見られる
ゴルフ観戦で楽しめる一番の醍醐味は「プロゴルファーに会えること」です。
憧れているプロのショットが見られる、キャディさんとはどんな会話をしているのだろうと、プロに対する興味はつきませんよね。
このように観戦前は、プロとの出会いにワクワクする人も多いではないでしょうか。
ゴルフ観戦ではプロゴルファーを近い距離で見られるため、テレビでは味わえない体験ができます。
実際にプロが放つショットからは、私たちアマチュアが想像するよりも、はるかに違う弾道や飛距離が生み出されます。
ほとんどのアマチュアは、初めて見るプロのショットに驚くかもしれません。
私たちアマチュアが想像するよりも「低い弾道」と「速いスピード」で飛んでいくのがプロゴルファーの弾道です。
私も初めてトーナメントでプロのショットを見たときは「えっ、ボールどこに飛んでったの?」と驚きを隠せませんでした。
プロの弾道高さが低い理由は、ダウンブローの角度差(入射角)です。
アマチュアのインパクトは、思っているよりも開いた角度で当たっています。
プロとまでいかなくても、同じくらいの弾道高さを目指せば、自然とダウンブローで当たりスピンのかかったボールが打てます。
プロと自分の弾道の比べてみましょう!
プロゴルファーのコースマネジメントを学べる
ラウンド時のコースマネジメントも、観戦が楽しめるポイントの1つです。
プロの飛距離はアマチュアと違うから、参考にならないと思ってはいませんか?
たしかに、飛距離が違うと攻め方も変わります。
ただ、基本的なコースマネジメントは、プロもアマチュアも基本的には一緒なんです。
コースマネジメントの考え方
- ドライバーではフェアウェイを狙う
- フェアウェイウッドはアイアンが打ちやすいところに打つ
- アイアンはピンより奥には打たない
- アプローチは手前から寄せていく
- パターはカップの上を目標に打つ
プロがコースマネジメントで考えている内容は、ゴルファーなら誰もが当たり前だと感じていることと同じです。
「リスクを考え、いかに有利なライからピンを狙っていくか」
トーナメントコースでは、非常に難しいセッティングが設定されています。
長いラフ、適所に配置された池やバンカー、速いグリーンを攻略しなければなりません。
いかに正確なショットを打てるかが、良いスコアで回るためのポイントといえるでしょう。
高い技術があるプロだからこそ、難しいピンポジションを狙うためのマネジメントが必要になります。
一番わかりやすく見るのはグリーンを狙っていくときです。
カップを狙っていきやすいポイントはどこかを、プロと一緒になって考えてみましょう。
同じ攻め方ができるなら、プロと同じ視点でのコースマネジメントが身に付きますよ。
グリーンの狙いどころは、コース攻略においても大切な考え方です。
メンテナンスされた一流のゴルフ場に行ける
トーナメント会場は、会員制のゴルフ場が舞台となります。
会員制のゴルフ場は、我々アマチュアゴルファーが楽天やGDOといったネット経由で申し込むことはできません。
ラウンドしたい場合、百万単位の費用を用意して会員権になるための審査を通過しなければ、プレーはできないでしょう。
もしくは、トーナメント会場のゴルフ場で会員になっている人と仲良くなって、誘ってもらうのも1つの方法です。
名門ゴルフ場の会員になるには、厳しい審査があります。
ゴルフ場側はトーナメント開催のために、何ヶ月も前から丁寧なメンテナンスを行います。
スタッフや関係者による努力の末にコンディションを整えるので、トーナメントでは最高の状態に仕上がったゴルフ場で観戦ができます。
観戦していくうちに、だんだんと自分でもプレーがしたくなるはずです。
名門ゴルフ場に行ったことがない人は、ぜひ一度行ってみてはいかがでしょうか。
トーナメント開催中はイベントを楽しめる
トーナメント会場では、観戦以外にも特別ブースやご当地グルメなどのイベントが用意されています。
ポロシャツや帽子など、アパレル用品の割引セール
ご当地の食材やグルメを味わえるイートインスペース
プロゴルファーから提供されたアイテムのオークション
アパレル用品はメーカー品だったり、プロの使用品が提供されたりしているので、ゴルフショップでは手に入らないアイテムに出会えます。
また、会場には飲食可能なスペースが用意されており、開催地域の名産品やそれを使用した食事を楽しむことも可能です。
観戦に疲れたときの休憩や昼食に利用できるので、休憩している間も有意義な時間が過ごせます。
ほかにも、ジュニア対象のレッスンや協賛企業の試供品がある試合もあるので、家族で来ても満足できるイベントが満載です。
プレー以外の楽しみ方を探すのも、ありかもしれませんね!
ゴルフ観戦をするためには何が必要?
ゴルフ観戦をするためには、チケットの購入や観戦時の服装を用意するなどの準備が必要です。
観戦時に必要な服装やアイテムについて紹介します。
用意するもの
- チケット
- 服装
- 持ち物
チケット
ゴルフを観戦するには、入場に必要なチケットの購入です。
チケットは前売り券(1~4日間)と当日券の2種類から購入が可能で、入手には以下の方法があります。
当日券は、前売り券に比べると割高です。
トーナメントにより金額も異なるため、あらかじめチケット情報を確認しておきましょう。
とくにメジャー大会や秋のビッグトーナメントでは、当日券だけで10,000円を超えるチケット料金もあります。
安く買いたい人は、早めの購入がおすすめです。
服装
観戦時の服装は基本的に自由な恰好でOKです。
通常のラウンドと違い、ドレスコードを気にする必要はありません。
ただ、関係者やプロの知り合いでクラブハウス内に入ることがあるときは、多少ドレスコードを意識した格好をしていきましょう。
ただし、すべりやすい靴(サンダルやミュール)や露出の高い服装は、転倒や日焼けをしやすくなりますので注意してください。
スニーカーやゴルフウェアなど、動きやすい服装ならOK!
持ち物
持ち物が多すぎると移動が大変になり、少なすぎると水分不足や熱中症にかかりやすくなります。
観戦時は、以下の持ち物をあるかチェックしてから向かいましょう。
- タオル
- 雨具(傘・レインウェア)※雨天時
- 飲み物(水筒・ペットボトル)※会場でも飲み物は購入できます。
- 折りたたみ式の椅子
- 双眼鏡(あれば便利)
- 日焼け止め
会場では、パンフレットや協賛企業のアメニティももらえます。
荷物を入れるのに、ショルダーバッグやリュックサックがあれば移動も楽に行えます。
歩き続けると疲れるので、荷物の量にも注意しましょう。
ゴルフ観戦の楽しみ方
準備が完了したら、あとは観戦を楽しみましょう。
当日の楽しみ方をポイントにしてまとめました。
練習風景を楽しむ
トップスタートとは7時台のため、調子を確認するためにプロは早い時間から練習を開始します。
早起きが苦手でなければ、お目当てのプロに合わせて会場入りをしてみましょう。
ポイント
- クラブは何番から打つのか
- 何球ずつ練習するのか
- 練習器具は使うのか
前述したように、プロの弾道は低く慣れるまでは目で追うのが大変です。
その点、練習場では後ろから見学できるので弾道も確認しやすいと言えます。
練習場で慣らしておけば、プレー中もボールを見失うことはないでしょう。
プロによっては、練習器具を使用したり片手で打ち始めたりする人もいます。
練習方法は人それぞれなので、参考にもなりますよ。
練習風景の動画を撮れる会場もあります。
移動しながら楽しむ
お目当ての選手が出場しているなら、一緒に回ってみるのもおすすめです。
ティーショットでは迫力あるドライバーショット、ショートゲームではスイングのテンポなど、テレビとは違うさまざまな角度からプロのショットが楽しめます。
ピンに絡ませるショットやバーディを決めたときの歓声や臨場感は、画面越しより目の前で見るほうが、はるかに圧倒されます。
ホール間の移動では選手が近くを通るので、声がけをして応援すると覚えてもらえるかもしれませんよ。
選手は意外と観客を見ているといった声も聞きます。
1つの場所で観戦する
移動したり何人も選手をみたりしたい場合は、移動せずに観戦するのも1つの方法です。
たとえばスタートホール(1番・10番)と最終ホール(9番・18番)には、ギャラリースタンドが設置されています。
椅子が設けられおり、座ったまま観戦できるので長時間選手のプレーを観戦できます。
さまざまなタイプの選手を見られるので、攻め方やプレーのテンポも参考になりますよ。
とくに最終日の18番ホールは優勝が決まる大事な場面なので、1番近くで優勝争いの興奮を味わうことが可能です。
ギャラリースタンドは混みあうので、早めに席を確保しましょう!
移動と固定を合わせて楽しむ
基本的に観戦方法は自由ですので、移動に疲れたら、休みがてら観戦を楽しむのもよいでしょう。
移動と固定を繰り返しながら楽しむ方法としては、下記の行動パターンはいかがでしょうか。
ゴルフ観戦を楽しめる方法
- コースマップで全体図を確認する
- ホール間で移動しやすいポイントを把握する
- ティグランドでプロのショットを間近で見る
- 移動しながら、セカンドショットやパッティングを見る
- グリーンで後続の組のショットを楽しむ
- ギャラリープラザで食事や休憩をする……などなど
各選手のプレーが見たいときは、移動と固定を交互に繰り返すとまんべんなく楽しむことができます。
旅行の計画を立てるのが好きな人なら、別の方法で楽しめるかもしれませんので、自分なりに行動予定を立ててみてください。
疲れたときは休憩をしましょう
ゴルフ観戦で選手とともに行動すれば、ふつうのゴルフと同じくらいの距離を歩くことになります。
距離にすると7~8kmほどです。
ふだん歩きなれていない人だと疲れてしまうため、休憩はしっかり取るようにしましょう。
とくに夏場は熱中症になる可能性も高くなるので、水分補給をふくめてしっかりと休むことが大事です。
ゴルフ場は広いため、トーナメント会場には各所に休憩できるギャラリープラザが設けられています。
自分の体力と相談したうえで、適度に休憩しながら観戦を楽しんでください。
プレー後にはサインがもらえるかも
プレーが終了した後、選手によってはサインをお願いできます。
時間が限られているので、もし好きな選手と交流をもちたいなら、ぜひサインを頼んでみてはいかがでしょうか。
サインを書いた後に「応援してます」と声をかけるのもいいかもしれません。
人気がある選手には多くの人が集まるので、チャンスがあれば積極的に頼みにいきましょう。
以前、サイン待ちで100並んでいるのを見たことがあります……。
タイムスケジュール例
以下は、観戦時のスケジュールの一例ですので、参考にしてみてください。
当日のスケジュール例
AM 7:00 ゴルフ場到着
7:15~8:00 練習場にて練習風景をチェック
8:00~8:30 ギャラリープラザでイベントやチャリティー品などをチェック
8:00~12:00 移動と固定を繰り返しながら、プレーを観戦
12:00~13:00 ギャラリープラザで昼食
13:00~14:30 スタンドで選手のプレーを観戦
15:00 帰宅
上記に限らず、さまざまな観戦スケジュールが考えられます。
1日同じポイントで観戦するのもいいですし、好きなプロと回るだけでも十分楽しめます。
ゴルフ観戦時のマナー
観戦を楽しむには、マナーを守るのは必須です。
以下の注意事項を確認しておきましょう。
観戦時のマナー
- 携帯電話、スマホでの撮影や通話は禁止
- プレー中は静かに観戦
- 禁止エリアやクラブハウス内は立ち入り禁止
- 喫煙は所定の場所にて
- ボールに触るのは厳禁!
ゴルフ未経験者だと、マナーやルールに詳しくない人もいます。
マナーを守らないと選手がプレーに集中できない以外にも、事故につながることもあるので気をつけるようにしましょう。
選手や周りの人に迷惑をかけないように注意することで、ゴルフ観戦を誰しもが楽しめることにつながります。
携帯電話、スマホでの撮影や通話は禁止
トーナメントの開催中は、写真や動画撮影、通話は禁止されています。
もしスイング中に音が鳴ると、選手の集中力が乱れてしまいます。
ふとしたきっかけでも、プレーには大きく影響するのでくれぐれも携帯電話やスマホの取り扱いには注意しましょう。
着信はマナーモードに、アラームも鳴らないよう事前確認し、必要であれば変更をしておいてください。
機内モードにしておけば、問題はありません。
携帯・スマホがOKな場合も
一部のトーナメントでは撮影を許可している会場もあります。来場前に撮影が可能かを確認しておきましょう。
プレー中は静かに観戦
選手がプレーに入りそうになったら、声を出すのはもちろん、動いて音を立ててはいけません。
なぜなら携帯・スマホと同じ理由で、音が鳴ることで選手はプレーに集中できないからです。
選手がアドレスに入る際には、スタッフから「プレーにはいります!」と声があがり、注意をうながすプレートがかかげられます。
移動中の場合はショットを打ち終わるまでは、静かにプレーを見守るようにしましょう。
禁止エリアやクラブハウス内は立ち入り禁止
トーナメント開催中は関係者以外、クラブハウスやコース内(フェアウェイやグリーンなど)への立ち入りは禁止されています。
これは選手や来場者の安全面、コースメンテナンス上の管理に問題がでないようにするためです。
一部のフェアウェイでは、移動の関係上、通れるように開放している箇所もあります。
選手がいないときは自由に移動できるので、もし芝の状態やフェアウェイからのアングルを見たいときは、その際に確認するようにしましょう。
コース内の売店も選手用なので入ってはいけません。
喫煙は所定の場所にて
通常のラウンドと同じく、ゴルフ場では決められた場所以外の喫煙は禁止されています。
トーナメントは大勢にギャラリーが来場しているので、火の不始末があると火事につながります。
喫煙場所は設けられているので、喫煙者の方はルールを守って観戦をお願いします。
ボールに触るのは厳禁!
もし自分の近くにボールがきても、決して触らないようにしましょう。
プロゴルファーでもボールは曲がります。
その際にボールを触ると、その後の処置で選手のプレーが遅れる原因になります。
くれぐれも近くのボールに触れないように気をつけてください。
会場までの交通手段
トーナメント会場まで車で行っても大丈夫?
ゴルフ場までは、公共の交通手段が推奨されています。
電車やバス利用の場合
公式サイトに交通手段についての案内がされています。最寄り駅からはシャトルバスも運行されているので、前日までにチェックしておきましょう。
トーナメント開催中は関係者しか車での来場はできません。
間違って車でゴルフ場に入らないように注意してください。
ただそういった場合、近くに臨時駐車場を設置してあります。
臨時駐車場についても公式サイトで確認してから向かうようにしましょう。
交通機関の乱れや周辺道路の渋滞も考えられます。時間には余裕をもって出発してください。
2024年 男子ゴルフトーナメント(日程)
男子ゴルフトーナメントの詳細は、日本ゴルフツアー機構(JGTO)の公式サイトから確認できます。
ツアースケジュールや選手の情報も確認できるので、チェックしてみてください。
ツアー スケジュール - 日本ゴルフツアー機構 - The Official Site of JAPAN GOLF TOUR (jgto.org)
2024年 女子ゴルフトーナメント(日程)
女子のツアー情報は、日本プロゴルフ協会(JLPGA)で確認できます。
男子と同じく、選手情報や各試合の公式サイトへもアクセスできます。
まとめ|ゴルフ観戦は1日楽しめるイベント
ゴルフが趣味で好きなプロゴルファーがいるなら、一度はゴルフ観戦に行ってみましょう。
観戦に行くと、プロゴルファーの迫力あるショットや高い技術を目の前で見学できます。
また、テレビでは伝わらない選手の緊張感や会場の臨場感も肌で感じ取れます。
怪我をしないよう、楽しくゴルフ観戦をしてくださいね。